関口流抜刀術とは
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関口流抜刀術

関口流抜刀術(せきぐちりゅう いあい)について

抜刀術と書いていあいと読みます

 

技の特徴

・飛び違いでの切込み所作があり、豪快かつ破壊力がある切り方をする。

・切り付け時に大きく長い気合の掛け声を発する。

・本来は蓙二枚を十文字に敷いた中央に座り四方へ業を展開させ稽古 する

・本来長刀を試用したため、納刀の際は逆手納刀で行なう。

・基本技は九本だが四方に向って抜けるので三十六本になる。

・他に、袈裟切りの型五本、小太刀の型五本、懐剣の型五本がある。

 

関口流の歴史と系譜

関口流は紀州徳川家に仕え関口弥六右衛門氏心が柔術を基にして興した武芸の総称です。氏心は我が国の居合の祖とされる林崎甚助重信に居合を、三浦与次右衛門に柔術(組討)を、又長崎で中国人に拳法なども学んだとされます。その氏心の長男八郎左衛門氏業が関口流居合(抜刀術)の流祖となっています。

 

この流祖の高弟、渋川伴五郎は武芸に優れ江戸や和歌山に道場を開き後に渋川流柔術を興しました。この渋川道場に入門したのが当時江戸詰の肥後細川藩鉄砲頭の井澤長秀(蟠龍)、居合の技に関してのみを肥後に持ち帰って広めたのが熊本の関口流抜刀術(いあい)の始まりです。

 

太刀の型

一、 抜打先之先身之金之事

一、 抜打込三寸之曲尺之事

一、 左押飛違之事

一、 左抜打先之先之事

一、 右冠込飛違之事

一、 右抜打先之先之事

一、 上太刀

一、 車剣

一、 立刃押切込

一、 左留太刀

一、 巡懸切留

 

小太刀の型

一、 小手切

一、 腕切

一、 切上

一、 袈裟切

一、 受流

他に袈裟切りの型五本

 

 

関口流抜刀術の系譜(歴代先師) 
流祖  関口弥六右衛門氏心     関口流武術始祖
初代  関口八郎左衛門氏業 源實親 関口流抜刀術流祖

二代  渋川伴五郎     橘義方 渋川流柔術流祖
三代  井澤十郎左衛門蟠龍 源長秀 肥後における始祖 著作『武士訓』他
四代  井澤十郎左衛門   源長勝
五代  井澤政右衛門    源長明
六代  大里右金吾    宇治惟翰
七代  井澤十郎左衛門   源長保
八代  井澤勘兵衛     源長常
九代  谷久左衛門     源永勝
十代  匂坂平右衛門   藤原正常
十一代 谷十三郎      源永質
十二代 野田甚内     藤原氏種
十三代 大石永勝 碩台小学校第二代校長
十四代 青木規矩男久勝 鉄心 二天一流八代師範

                                                              
 

熊本での継承者

米原亀生 澄心:日本古武道協会

門脇昭夫   :県剣連居合道部会顧問
青木規矩男十四代師範の「車剣」の型
武蔵塚武道場での稽古風景
熊本市宗岳寺にある井澤三代師範の墓
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